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【古歌83】・・古歌に学ぶ生き方



   足元の
    道を忘れて 荒岩づたい
      谷間奥山 ふみまよいつつ




【歌の意味】

足元に一番迷わないしっかりした道があるのに、それを行かずに、わざわざ荒岩を堅くて安全だと錯覚して進んでいるが、そんなものはいつ崩れてしまうかわからないよという趣旨です。


科学がどれだけ発達しようが、あるいは人間がどれだけ賢くなっても、私たちは生まれたときから、いろいろな宿命を背負って生きています。

@ 男に生まれるか女に生まれるかの性別は自分決められない。
A 金持ちの家に生まれたいと思っても、生まれる前から注文できません。
B もっと遅く生まれたかったとかの、生年月日の注文もできません。
C もっと良い名前にしたかったのにと思っても、これも自分では選べません。
D どのような骨格要望、たとえば身長や顔の美醜。
  これも自分の希望通りにはなりません。

などなど、これらは生きていくのに最も基本的、かつ、大事なのに、すでに私たちの知恵や望みを越えたところに厳然とあって、自分ではどうしようもない、それが宿命とか運命といわれるものです。

つまり、人間として一番大事な事柄が、それこそ宇宙の奥で私たちの全体を統べる何ものかにしっかりと握られて生まれてきたのです。

人生の毎日は、今日からあとに思わぬできごとに連続して待ち受けていると思って、決して間違いではありません。事故や怪我、病気や手術。しのびよる目の衰えと足腰の痛み。やがて誰でも寝たきりになり、そして棺おけへと一歩一歩、確実に進んでいるのです。

生活指針

@ 得意のときは短く、不遇のときは長い。それが人生。
A いま以上の虚名を望むなかれ。ますます深みに落ち込みます。
B 個人の運命は棺桶に納まったあとでなければ、それが良かったとも悪かったとも言えません。




古歌に学ぶ
81 世の中は 虎狼も ものならず
人の口こそ なお勝りけり
82 世の中を 四尺九寸に なしにけり
五尺のからだ おきどころなし
83 足元の 道を忘れて 荒岩づたい
谷間奥山 ふみまよいつつ
84 霜を経て 匂わざりせば 百花(ももはな)の
上には立たじ 白菊の花
85 わが心 鏡に映る ものなれば
さこそ姿の 醜(みに)くかるらめ
86 アザミ草 その身の針を 知らずして
花と思いし 今のいままで
87 世の中に 蒔かずに生えし ためしな し
蒔きてぞついに 運や開けん
88 春の夜の 闇はあやなし 梅の花
色こそみえね 香りやはする
89 愚かなる 恣意の炎を 噴きたてて
我と迎うる 火の車かな
90 気もつかず 目には見えねど いつのまにか
埃(ほこり)たまるは 袂(たもと)なりけり



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