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【古歌82】・・古歌に学ぶ生き方



   世の中を
     四尺九寸に なしにけり
      五尺のからだ おきどころなし




【歌の意味】

他人に不義理を働いたら、世の中に顔向けできなくなるという趣旨です。


尺貫法が用いられていた昔は、男子のことを「五尺の身(からだ)」と言っていました。
身長としては1尺が30.3cmですから、語釈では151.5cmになります。
ここでいう四尺九寸は、この五尺に1寸(約3cm)足りない状態です。

つまり、少し身長が不足する人のことをいいます。
この少しの不足とは、他人に迷惑をかけるとか世間の義理にそむくようなことをするとか、その他、何かのことが原因で世間をはばかるところとなり、シャンと背筋をのばして堂々と表通りを歩けない暮らしをすることをいいます。

そればかりか、ついには、この身の置きどころさえなくなって、きまりが悪くて身を隠さなければならなくなってしまう人もいます。

何ごとも最初は小さなことからはじまります。

何もとびきり大きな失態とか、過ちをおかした人のことを言うのではありません。

ほんの少し、たとえば、ちょっと頭を下げるとそれで済むのに、きまりが悪いからとかあほらしいとかの理由で頭を下げないとか、金銭にしても、かならずしも高額ではないのに返済せず、最後には踏み倒したのが原因で、その人の家の前を通れないようになるなど、自らが蒔いた種で世間を狭くする人はよくいるものです。

要は最初に、ちょっと頭を下げるか下げないかで、その後の人生が明るいものになるか、暗いものになるかが、決まってしまうのです。




古歌に学ぶ
81 世の中は 虎狼も ものならず
人の口こそ なお勝りけり
82 世の中を 四尺九寸に なしにけり
五尺のからだ おきどころなし
83 足元の 道を忘れて 荒岩づたい
谷間奥山 ふみまよいつつ
84 霜を経て 匂わざりせば 百花(ももはな)の
上には立たじ 白菊の花
85 わが心 鏡に映る ものなれば
さこそ姿の 醜(みに)くかるらめ
86 アザミ草 その身の針を 知らずして
花と思いし 今のいままで
87 世の中に 蒔かずに生えし ためしな し
蒔きてぞついに 運や開けん
88 春の夜の 闇はあやなし 梅の花
色こそみえね 香りやはする
89 愚かなる 恣意の炎を 噴きたてて
我と迎うる 火の車かな
90 気もつかず 目には見えねど いつのまにか
埃(ほこり)たまるは 袂(たもと)なりけり



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