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狐より こわきは色と 酒とカネ 大方これに 誑(たぶ)らかされぬはなし 【歌の意味】 この世で人間の欲望を掻き立てるものは、色と酒とカネであり、これで心を狂わされた人が何人いるでしょうか。 重々気をつけなさいという忠告です。 新聞の三面記事を見ていますと、いろいろと時代や世相にあった事件が次から次へと掲載されていますが、この原因を新聞記事でたどっただけでも、ほとんどが色か、カネか、酒が原因で、事件を起こしているケースが大半であります。 最近では、通り魔に女子大生が殺された事件などがあり、これなどは変質者の仕業ではないかと勘ぐりますが、もし、その変質者の心を覗くことができるなら、その奥底にはやはり色欲がうごめいた結果ではないかと想像されます。 げに恐ろしきは、色魔と酒魔と財魔でありますぞ。 気をつけてください。 |
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