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【古歌28】・・古歌に学ぶ生き方



   惜しめども
     いつかさかりは 過ぎにけり
       とめくるものは 老いにぞありける




【歌の意味】

年月の経過はいくら止めようとしても止めれるものではなく、どんなに惜しんでも、いつかは否応なく老いは到来します。


人間誰しも平等に1日24時間が与えられていますが、人によっては、何もせずブラブラと過ごし1日の時間を2時間しか有効に使っていない人もあれば、1日を30時間にも40時間にもして有効に活用している人もいます。

「生死(せいし)の大事を説き、玄化無常(げんけむじょう)を談ずる人に親近すべし」と言った人がありますが、本当に充実した生きがいのある人生とは何であるかを説くような人に、近づき親しむべきという意味です。

天は私たちに、春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の四季折々の装いをこらして、万人に等しく一日に二十四時間の時を与えてくれています。
その時その時の一瞬の時間が経過することを、心から惜しむ心のゆとりを持ち合わさなかったら、未来永劫、その名残りと悔いは尽きないものがあろうかと思います。
そして、間違いなく、われわれは老いさらばえていきます。

今こそ、「一期一会」の精神が大切なのではないでしょうか。
茶の湯の心は「おもてなしの心」であり、千利休がきわめたのは「わび」と「さび」の心であり、物質的な欲望をかなぐり捨てて、何も削るものがないところまで無駄を省いて、緊張感を作り出すという、わび茶(草庵の茶)であります。


合戦時には、野営の陣でも点(た)てられ、これから戦に行く武将の殺伐とした気持ちを抹茶でもてなしたとも言われています。
そして、「このお茶を飲んだ人は、もう生きて帰れないかもしれない」という思いが、送る側も送られる側も胸の中にあり、それが一層緊張感を高めることとなります。

「一期一会」とは、この機会を逃すと、もう二度と逢うことはできないという言葉であります。

夫婦関係でも、時間がたちますと他人ではないという思いが自然と強くなり、だんだんと馴れ合いの関係になってしまうため、夫婦間に緊張感がなくなり、お互いにこれぐらいならいいだろうと自我とか我が儘が顔を出し、甘えを生じるようになって、最後は冷たい関係になっていくものです。

夫婦の関係でも、もう二度と逢えないかもしれないという緊張感を持って、今を大切に生きることが大事で、そうすれば、あなたをいつも夫婦のあり方の原点に戻してくれるでしょう。




古歌に学ぶ
21 心こそ 心迷わす 心かな
心に心 心せよ
22 その道に 入らんと思う 心こそ
わが身ながらの 師匠なりけり
23 見る人も 見られる人も うたた寝の
夢まぼろしの 浮世ならずや
24 夢の世を 夢とも知らず 夢を見る
覚めたるも夢 夢もまた夢
25 一生を 夢とも知らず 覚めぎわに
夢と知りゆく 夢の世の中
26 かいなしや きょうはきのうの あやまりと
思いしりても あらためぬ身は
27 何一つ とどまるものなき 世の中に
ただ苦しみを 止めて苦しむ
28 惜しめども いつかさかりは 過ぎにけり
とめくるものは 老いにぞありける
29 世の中の 風に心を さわがすな
学びの窓に こもるわらべは
30 堪忍の 袋をおのが 首にかけ
破れたら縫え 破れたら縫え



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