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【古歌25】・・古歌に学ぶ生き方



   一生を
     夢とも知らず 覚めぎわに
       夢と知りゆく 夢の世の中




【歌の意味】

月日が経つのは早いもので、ちょうど片道切符の列車に乗っているようなもので、二度と同じ場所には戻れず、初めのうちは各駅停車で停まっていても、人生も終局に近づくにつれて、急行列車からさらにスピードアップする新幹線に乗り換えさせられ、否応なく死出の旅路へまっしぐらというのが現実です。


あわただしく人生は、どんどん、どんどん未来へ押し流され、大したこともしないまま、幕を下ろされるようなもので、まことに人生は夢の中にいるようなものです。
このように儚い世の中なら、浮世の富貴貧賤などにこだわらず、もっと大事なものを探しましょう。

中国には「邯鄲(かんたん)の夢」という故事がありますが、この故事も、この世も夢と同じで儚いものであると言っています。

盧生(ろせい)という若者が一旗揚げようと邯鄲に向かって旅をしていた。途中のある町で、昼飯を食べるため一軒の店に入ったとき、そこにいた老人に自分のこれからの夢を話した。老人は若者の話を興味深く聞いてくれたが、飯ができるまで一休みするようにと枕を貸してくれた。若者が枕をあてると、すぐにうつらうつらし始めた。

夢の中で、地位も名誉も財産も持ち、美しい妻や5人の子供に囲まれ、大きな屋敷住んでいる自分自身の姿、50年にわたる波瀾万丈の成功物語を見ていた。

誰かが自分を呼ぶ声が聞こえた。「さあ、食事ができましたよ」。その声で若者は目を覚ました。その途端、今まで見ていた屋敷も何もかもが消え、そこにいるのはただのみすぼらしい身なりの自分自身であった。
若者は驚いた。老人は若者が何に驚いているのかを知っていた。

自分が今見ていた夢、50年にも渡るあの波瀾万丈のドラマは、粟が煮えるまでのつかの間の出来事に過ぎなかったのか。彼は自分の抱いていた夢のはかなさに気がつき、邯鄲に行くのをやめ、故郷に戻ったという話であります。




古歌に学ぶ
21 心こそ 心迷わす 心かな
心に心 心せよ
22 その道に 入らんと思う 心こそ
わが身ながらの 師匠なりけり
23 見る人も 見られる人も うたた寝の
夢まぼろしの 浮世ならずや
24 夢の世を 夢とも知らず 夢を見る
覚めたるも夢 夢もまた夢
25 一生を 夢とも知らず 覚めぎわに
夢と知りゆく 夢の世の中
26 かいなしや きょうはきのうの あやまりと
思いしりても あらためぬ身は
27 何一つ とどまるものなき 世の中に
ただ苦しみを 止めて苦しむ
28 惜しめども いつかさかりは 過ぎにけり
とめくるものは 老いにぞありける
29 世の中の 風に心を さわがすな
学びの窓に こもるわらべは
30 堪忍の 袋をおのが 首にかけ
破れたら縫え 破れたら縫え



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