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【禅の言葉】・・福(ふく)受け尽くすべからず


★ 趣旨

恵まれた幸せを、欲しいままにしてはいけないという意味で、金の切れ目が縁の切れ目になる可能性を示唆した趣旨です。




この「福受け尽くすべからず」という禅の言葉は、中国の宋の時代、大慧(だいえ)禅師(683〜727)がでしに心得として説いた次の4つの戒めのひとつといわれ、その後「福もし受け尽くせば縁必ず孤なり」と続きます。

『第一に勢い使い尽くすべからず。
第二に福受け尽くすべからず。
第三に規矩(きく。規則)行い尽くすべからず。
第四に好語説き尽くすべからず。
何が故ぞ。
好語説き尽くせば人かならずこれを易(あな)どる。
規矩行い尽くせばかならずこれを繁(わずら)う。
福もし受け尽くせば縁かならず孤なり。
勢いもし使い尽くせば禍(わざわい)かならず至る。』

その意図するところは、「恵まれた環境や幸せ、富などをいい気になって欲しいままにしていると、幸福をもたらす縁の糸が切れてしまう」ということです。

そして、「福は独り占めしないで、みんなに分け与えるべきもの。すると、また誰かが福を呼び込んでくれる」という教えなのです。


福というものは、人それぞれ生涯に決められた分量があるといわれています。

一方で、善根を積めば、その福は自分に還ってくるとも言われています。ただし、そんな福も無計画にだらだらと使い過ぎると「服もし受け尽くせば縁必ず孤なり」の言葉通り、金の切れ目が縁の切れ目と言われるように、人も福も逃げていってしまうというのです。

★ 福は循環してこそ福になります、まわりに分け与えることで生かされるのです

欧米の文化には、「富めるものが、そうでないものに施しをあたえなければならない」といった教えがあるようです。確かに、世界の長者番付にのるような人たちの、慈善団体などへの寄付は、日本人の常識では考え及ばないような額だったりします。

これは、富を築くことのできる最大の要因は「民にある」ことをよく理解しているからです。
個人に集まった富は、社会に還元することで、また、その還元したものが富となって還ってくると信じているのでしょう。

福はその場に留まっていては福ではありません。まわりに喜んで分け与えることで、はじめて福が生かされ、社会に還元され、また自分のもとへ戻ってくるものです。


そのようにして、みなが笑顔になるのです。





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