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【古歌65】・・古歌に学ぶ生き方



   世の中は
     ウサギとカメの かけくらべ
        早いからこそ 遅くなるらめ




【歌の意味】

うさぎは足が速く、カメは足が遅いため、どうしてもかけっこでは負けてしまいますが、最後に幸福を手に入れるかどうかは別です。


これを人間界にあてはめますと、小賢しい知恵を持った人と、智者といわれるような豊かな知性を持った人との差ではないでしょうか。

小賢しい知恵のある人は、自分の出世のためには、会社でも上司の機嫌をとり、また、同僚を蹴落とすような策略を用いるなどして上司に上手に取り入り、立身出世を図ろうとしますが、豊かな知性のある人は、普段から自分の内面を見つめ修養を積んでいるため、姑息な手段など使わず、正々堂々と世の中をわたろうとします。

人生でも青年中には、上司にとって使いやすく小賢しい人が重宝がられて、出世は早いかもしれません。

しかし、壮年期になりますと、智者はやはり人格と人間の内面に深みがあって、他人を思いやる心と、部下を的確に指導するだけの技量、それに部下からも慕われる人徳もかね備わってきますので、最後は磨きぬかれた知性のある人が勝者になる可能性が高いです。

人間として生まれてきた以上、目先の利だけを追い求めず、人生とは何かということも常日頃から深く追求し、人間性を高めることも大切です。



古歌に学ぶ
61 世の中は 流れ渡しの 船なれや
下るぞ棹は さしよかりけり
62 人多き 人の中にも 人ぞなし
人となせ人 人となれ人
63 手や足の 汚れはつねに 洗えども
心の垢を 洗う人なし
64 つくづくと 思えば悲し いつまでか
身につかわるる 心ならずや
65 世の中は ウサギとカメの かけくらべ
早いからこそ 遅くなるらめ
66 すさぶ世に 思いだせかし 古人(ふるひと)の
聖(ひじり)の歌を 生きるよすがに
67 我にある 宝を知らぬ 愚かさに
世界のものを 欲しがりぞする
68 世の中は なにもいわずに いよスダレ
その善悪は 人に見え透く
69 苦しみて のちに楽こそ 知らるなれ
苦労知らずの 楽は味なし
70 有りという 人に地獄は なかりけり
無しと思える 人にこそあれ



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