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【古歌33】・・古歌に学ぶ生き方



   かりそめの
    言の葉ぐさに 風立ちて
      露のこの身の おきどころなし




【歌の意味】

ちょっとした自分の不注意な発言で、自分の身のおきどころがなくなりますよ、という趣旨です。


人は酒の席や井戸端会議などで、つい調子に乗って、つまらないことを大声でしゃべったり、人が秘密にしておきたいことなども、何の配慮もせず話してしまうようなことがありますが、どれだけ他人の迷惑になっていることでしょう。

よく喋ったり、人と交遊談話をすることは大いに必要なことですが、「悪事千里を走る」という言葉があるように、悪いことをした場合とか、悪い噂を立てたりしますと、一気に噂が噂を呼んで広がっていくものです。

ですから、人の陰口とか、人の悪口などは決して言わないことが、会社でも友だち関係でも良好な関係を継続する第一に大切なことです。


一度、口から出ますと、「覆水盆に返らず」のたとえのように、遡ってなかったことにはできませんので、よくよく注意して下さい。
噂の出所が追及されますと、古歌にありますように、言の葉ぐさに風が立って、露に例えられたあなたの身は、置きどころがなくなって、最後は会社におれなくなったり、友だち関係もしっくりいかず、仲間はずれのような状態になりますよ。

(参考)

 「覆水盆に返らず(ふくすいぼんにかえらず)」の来歴


太公望が周に仕官する前、結婚していましたが太公望は仕事もせずに本ばかり読んでいたため、妻から離縁を言い渡されたが、その後、太公望が周から斉に封ぜられ、顕位に上ったことを知ると、元妻は太公望に復縁を申し出たということです。

そのとき、太公望は盆の上に水の入った器を持ってきて、器の水を床にこぼして、「この水を盆の上に戻してみよ。」と言ったため、元妻は元の盆に戻そうといろいろやってみたが当然できません。

太公望はそれを見て、「一度こぼれた水は二度と盆の上に戻る事は無い。それと同じように私とお前との間も元に戻る事はありえないのだ。」と復縁を断ったということです。




古歌に学ぶ
31 見ればただ なんの苦もなき 水鳥の
足はせわしき 浮き世かな
32 かばかりの ことは浮き世の ならいぞと
許す心の 果てぞ悲しき
33 かりそめの 言の葉ぐさに 風立ちて
露のこの身の おきどころなし
34 色と酒 利欲におのが 目がくらみ
うかうかはまる 借金の淵
35 キッパリと 埒(らち)のあきたる 世の中に
埒のあかぬは 迷いなりけり
36 重くとも 我が荷は人に ゆずるまじ
になうにつけて 荷は軽くなる
37 いくたびも 思いさだめて 変わるらむ
頼むまじきは 我が心かな
38 善悪の 人の見る目は ありながら
我が身のうえは ウバタマの闇
39 心から 流れる水を せき止めて
己と淵に 身をしずめけり
40 世の中の 人は知らねど 科(とが)あれば
我が身を責める 我が心かな



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