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売るべし、買うべし、休むべし 『田附政次郎』


綿糸相場で有名な相場師、田附将軍の言葉であります。

株の売買では、「買い」と「カラ売り」だけでなく、「休む」ということも、ひとつの重要な投資法であります。

儲けやすい相場、よく分かる相場のときは、遠慮なく、買いでも「カラ売り」でも、仕掛けなければなりません。

しかし、ひとたび、儲けにくい相場になったときは、全部の建玉を手仕舞って、徹底的に休む必要があります。

よく、たえず買ったり売ったりしていないと、気のすまない人もいますが、株というものは、自分の「気のすむ」ようにするものではなく、自分の気持ち、感情に逆らって、イヤイヤやるべきものです。

自分の感情に逆らう技術を身につけなくて、株の売買をするのは、きわめて危険だといわざるを得ません。



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